❷口ゴボは矯正か整形か?

まず、私が矯正治療を選んだ理由について詳しくお話します。

前回、横顔がお魚の様だとお写真付きでお話ししましたが、

この症状は『上下顎前突』という病名のものです。

上下顎前突とは

上の歯、下の歯どちらとも前歯が出ている状態のことです。

よく「口ゴボ」や「出っ歯」と言われている状態を指します。

もちろん上顎前突・下顎前突のどちらかのみの方もいらっしゃいます。

 

分かりやく判断する基準としては顎先と鼻先を結んだ線の中に口元がおさまるか。

Eラインという判断基準がありますので、指を顎と鼻に当てて唇が当たるか当たらないか試してみてください。

 

上下顎前突の症状として、他には

口が閉じずらく気づいたら口が開いて歯が見えている。

頑張って口を閉じようとするので顎に梅干しの様なシワができている。

という様な症状の方が多いです。

 

矯正するかの判断基準

口ゴボの治療をしようかどうしようかと悩まれている方は多いと思います。

金額も高いし、治療期間も一定期間がかかるものなので悩まれるのはもちろんです。

 

大人の方であれば、お口や顎の状態はそんなに変わらないので何もしないと良くなるものではありません。汗

(親知らずが生えてきたりすると歯並びがズレる可能性はありますが良くはなることはないと思います。)

 

悩む原因として

 

  • 金額 ⇨ 治療方法や病院によって変わってきます
  • 治療方法 ⇨ 病院の方針やお口や顎の状況で変わってきます。 
  • 期間 ⇨ 治療方針やお口や顎の状況で変わってきます。

 

そこで、唯一変わらないものは、「あなたのお口や顎の状況」です。

先生によっては診断基準が若干異なることはあるかもしれませんが、口や顎の状態は変わりません。

 

まずは、歯科の先生に診断してもらって診断を受けた後に、

どの様な方法でどこの病院で治療するかを考えてみてはいかがでしょうか?

診断によっては大学病院の歯科等で骨切り矯正も保険治療で出来るところもあります。

(当院では入院できませんので大学病院へ紹介させていただいています。)

矯正治療か整形治療か?

私のお口の中の写真ですが、

これから矯正すると言うと驚かれる方が多くいらっしゃいます。

矯正治療は歯がガタガタの人がするものだというイメージがあるからです。

 

そのため、私の場合の様な上下顎前突で口ボコやEライン改善する際に選択肢として出てくるのは、

美容整形で顎の骨を切って口元を下げると言う骨切り術です。

 

歯を抜くか顎を切るかの違いでどちらが良い悪いそれぞれですが、気になる方はまずは歯科矯正に相談に行って頂きたいなと個人的には思います。

 

特に、私の様な歯が並んでいる上下顎前突の方は矯正治療という選択肢が出てこない場合が多いし、ご家族や周りの人には矯正すると必要ないと言われている方も多いと思います。

 

上下顎前突の方はほとんどの場合、歯を抜いて矯正治療を行います。

顎に対して歯のサイズが大きいためです。顎のサイズは変わりませんが、その歯を抜いた分口元は下がると思っていただければ分かりやすいかなと思います。

 

 

顎という基礎が大切な小児矯正

大人になってしまうと顎のサイズは変えられないので歯の数やサイズを調整し顎に合う様歯並びを矯正します。

小児矯正の場合は主にこの顎の矯正を成長期に行い適切に歯が生える様に顎の骨格を誘導します。

そのため骨格矯正と呼ばれていたりします。

 

そのため、当院は小児矯正から力を入れて治療を行なっています。

他院で「大人の矯正からで大丈夫」と言われた方などが再度相談にいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

確かに、大人になってから私の様に歯を抜いて矯正すれば歯並びは治療できるので大丈夫かもしれませんが、顎の治療は小児期のみでしかできません。

 

小児矯正のオススメとしては一つの病院で小児矯正から成人矯正まで治療が可能な病院を選ばれることです。

当院は、小児から大人の矯正はもちろん、ご家族でお父さんお母さんお子さんなどご家族同時に矯正されている方もいらっしゃいます。

ご家族や兄弟割引、小児→成人矯正割引もありますので詳しくはお問い合わせください。